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塩山芳明■ 出版業界最底辺日記―エロ漫画編集者「嫌われ者の記」

20060808syuppannsioyama

(2,003)11月×日

長く仕事してもらってる割に人気の出ない漫画家には、ロリ&劇画を問わず一定の傾向が。当人達は漫画を描くのが好きで仕方ないらしいのだ。だから決して手抜きはしない。しかし、読み手の立場が頭にないので、努力が明後日の方向へ脱線。(多分、一般漫画はともかく、同業者の漫画もまず読んでない)

読者がエロ漫画を読む際に一番気にする、キャラの色気、SEXに至るまでの説得力、体位等のリアリティに工夫をせず、登場人物の数をやたらに増やしたり(描き分けられぬのに)、無意味な場所移動を繰り返したり(ストーリーが混乱、濡れ場が減るのみ)、ささいなネームに凝ったり。(誰も読んじゃおらん)

どの編集部も何人か抱えてるはずだが、漫画屋の場合、鬼姫、ブランシェア、花村れいらが代表。折りを見て説教してるが、いつの間にか元のタッチに。彼等はいずれも″マジメな努力派″。

むげにも打ち切れずに来たが、誰から見ても下手糞な連中より、このタイプに必要以上のページをさく方が、雑誌は廃刊に追い込まれる。(俺も″マジメな努力派″。だからついズルズルとね。テヘヘヘヘ❤)

■ 出版業界最底辺日記―エロ漫画編集者「嫌われ者の記」|塩山芳明|筑摩書房|200607月|文庫|ISBN4480422358

★★★

《キャッチ・コピー》

エロ漫画界にその名を轟かす凶悪編集者のルサンチマンにあふれる叫びを聞け―。

手抜き仕事の漫画家を怒鳴りつけ、いつも指定を間違える印刷所の営業マンを教育し、大手のたるみ切った社員編集者を罵る。

不条理な業界構造に下請けの意地で対抗する。

東京都の不健全図書指定にもめげず、出版業界の最底辺を突っ走ってきた男の、毒舌と皮肉に満ちた血闘記録。

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