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赤田祐一■ 「ポパイ」の時代―ある雑誌の奇妙な航海

20060731popaiakada

征木 『ポパイ』以前は、若者の雑誌ってのはなかったのだよ。

●―― 『平凡パンチ』は?

征木 あれは青年誌なんだよ。じゃあ青年誌と若者雑誌のどこが違うかというと、強烈な上昇志向があったり、性欲に対しての機能をもった雑誌が青年誌であって。『ポパイ』っていうのは、思うに、極めて微妙に「セックス」が抜かれてるわけだよ。もちろんドラッグもないけど。

で、もっとどこが画期的だったかというと、背広のおじさんがいないんだよ。それから政治もないんだ。で、それを「3S」に置き換えると、セックスとスーツ、とソーシャリズムって言えばいいのかな? 性と政治と背広のおじさんたちが「脱権力」されてるわけ。そこが本当に大きなところじゃないかな。〔略〕

で、もうひとつあるのは音楽誌であるとか映画雑誌であるとかファッション誌であるとか、趣味雑誌なわけ。だから、かつては趣味雑誌と性欲雑誌しかなかったわけだよ。

――証言構成『ポパイ』の時代 征木高司

■ 「ポパイ」の時代―ある雑誌の奇妙な航海赤田祐一|太田出版|200210月|ISBN4872336933

★★★

《キャッチ・コピー》

名編集者、赤田祐一が、自らの原体験を元に、雑誌づくりの在り方を問う。雑誌界の源流を作った初期『ポパイ』誌を徹底的に検証する。

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