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山口仲美■ 日本語の歴史

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話し言葉から隔たった書き言葉には肉声が込めにくい.むろん、話し言葉がそのまま文章になるわけではありません。でも、少なくとも書き言葉に使用される語彙や文法が、話し言葉と一致していればいるほど、書くことが容易になります。

話し言葉と書き言葉の一致の必要性に気づかせたのは、明治になって出会った西洋文明です。ヨーロッパでは、ルネッサンス以後に、イタリア、イギリス、ドイツ、ロシアなどで次々に言文一致運動が起き、話し言葉と書き言葉を一致させる努力をしてきました。

日本は、四、五百年遅れで、言文一致運動を体験。途中で二回も暗礁に乗り上げ、それでもなんとか達成させることができました.そのおかげで、われわれ現代人は、容易に文章を綴ることができるのです。

■ 日本語の歴史山口仲美|岩波書店|200605月|新書|ISBN4004310180

★★★★

《キャッチ・コピー》

こんなに面白いドラマだったのか。せめぎあう、話し言葉と書き言葉。今の日本語はこうして生まれた。

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