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小沢昭一■ 小沢昭一座談(5)芸渡世浮き沈みアハハ

20081021ozawazadan5

浪越 その香具師とは何ぞやということになりますと、戦国時代に、ご承知のように、各地の郷士が、自分の配下をですね、小作人といいますか、それをまとめて、戦争屋さんのお手伝い、雇い兵に行ったんですね。

そして雇われ兵でやって、給料をもらい、米をもらいして食っていた。ところが、一応徳川が日本を平定した。世の中おさまった。〔…〕クビにされた雇われ兵が、食うに困るわけですね。といって、いまさらク二へ帰れない。〔…〕

そこで侍の女房が使う香具ですね。香具といえば化粧品ですよ。紅、おしろい、香料、そういう香具を仕入れて、〔…〕香具を売って生活していたのが、その家庭訪問販売だけでは食えなくなって、〔…〕その香具を持って露店に出たんですね。で、いわゆるヤシになった。

小沢 なるほど。

浪越 これが香具師なんですね。しかし、香具師はほんとうの武士でなくて、これ、野武士だったんですね。田んぼをやっていたのが武士になった。野の士です。野士、ね。そこで香具師と書いてヤシと読むようになった。

――「テキヤ芸論 浪越繁信(香具師)」

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■ 小沢昭一座談(5)芸渡世浮き沈みアハハ|小沢昭一 |晶文社 |ISBN9784794924858 200711

《キャッチ・コピー》

芝居を語り、テレビ・ラジオを語る。芸能の初源を求める放浪芸探訪、落語への憧憬。全編さまざま、役者小沢昭一の素顔。最終巻。

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