« 町田康■ 耳そぎ饅頭 | トップページ | 多田富雄■ 独酌余滴 »

深田祐介/古森義久■ アジア再考―外務省には任せられない! 

20060620hukadakomori

とにかく中国では汚職が多くて、当局も汚職を防止しようと「腐敗防止展覧会」を北京や上海で行っています。公務員は全員参加で、まるで小学生の「課外授業」みたいな話ですが感想文を書かせているそうです。

展覧会の内容はといえば、たとえば「厦門の何某はこういう汚職をした」という解説があって、その汚職したカネで建てたと思われる豪邸の模型が飾ってあるそうです。

それを見学した公務員は、みんな「実にけしからん。しかし私たちは誠心誠意、仕事に励み、潔白である」という報告文を出すわけです。そういう建前だけで、抜本的な改善がなされるわけがありません。

マカオが返還されましたが、これが汚職救済の洗濯都市になっているのです。なにしろ汚職がすごくて、中国での男性の定年60歳を目前にして、59歳になるとみんな汚職に走ります。これを「59歳の抵抗」というそうです。

汚職で手にしたカネをマカオヘ持ち込んで、「これは博打で儲けました」という証明書を買って故郷へ帰るという現象が起きているのです。

■ アジア再考―外務省には任せられない! |深田祐介/古森義久200111月|扶桑社|ISBN:4594033229

★★★

《キャッチ・コピー》

軍事大国化する中国に、なぜ巨額のODAを行うのか。韓国・中国にいつまで謝り続けるのか。パートナーの台湾に、なぜ冷たくするのか。国益を忘れた外務省になりかわり、最新東洋事情を分析し、日本の進路を明かす。

memo

一見コラムふうの対談集。アジアは一つではない、という。要するに日本が好かれているか、嫌われているか、の二つ。

|

« 町田康■ 耳そぎ饅頭 | トップページ | 多田富雄■ 独酌余滴 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 深田祐介/古森義久■ アジア再考―外務省には任せられない! :

« 町田康■ 耳そぎ饅頭 | トップページ | 多田富雄■ 独酌余滴 »